特撮・アニメ・ゲーム等々、鳴神の趣味に染まったお絵描きブログ! 最近、爆裂的に消沈気味!!
by narukami_x
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アレン戦記 ・・・じゃなくて「ゲド戦記」、鑑賞


コミケも終わったし、さっそく映画を観にいきましたですよ。勿論、ライダー映画!
行ってみると、シネコンの駐車場にZECTマークが入った車が! 
・・・よく考えてみると、555のスマートブレイン社みたいな大企業ならともかく、秘密組織がロゴなんか作っちゃいかんよな?
・・・そして、その日の最終上映には間一髪、間に合わなかった我々。パーフェクトハーモニーには程遠いな・・・。
わざわざここまで来て映画観ずに帰るのも何なので、前々から気になっていたジブリの『ゲド戦記』を観る事にしましたわ。

──どこら辺が気になっていたかと言うと、ネット上の感想のあちこちで叩かれ、さらに飯を喰いに行ったファミレスの隣の席のカップルとかが「ゲド戦記、期待ハズレだったよな」とか話しているのを聞くに至り、腐れ映画ファンとしてもう、ワクワクしながら観ましたですよw
公開から結構経過している上に上映時間も遅かった所為もあり、席はガラガラでベストポジションで鑑賞。

──結果・・・うーむ、私は好きな部類かな? ちなみに私が単に「好き」という場合は大抵「一般受けしない」作品だと思ってもらって過言ではない。ゲド戦記はまさしく期待通り・・・期待通り過ぎでした。いろんな意味で相当に手堅い造りですわ。

オープニングは世界の異変と少年の変心をうまく描いていたが、実はそれ以上は盛り上がらなかったりする。そもそもシリーズ物の一部分だけを取り出した物語なので、盛り上がったら盛り上がったで、原作の設定を色々と弄る事になる。そうなると元のゲド戦記とは全然違った物になったかもしれない。
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作は大作という名に相応しい出来だったが、原作の指輪物語を部分的にかなり誇張、そして無かったシーンを追加しまくって漸く「映画」として盛り上げている。媒体が変われば表現もやはり変わってくる物だ。しかし、そもそも今までアニメ製作に直接関わっていなかった監督の処女作、さらには親(宮崎駿)の目が厳しく光っている状態、しかもアニメ製作会社としてはかなり「特化」したスタッフをときては、そうそう新しい物を作れるとはとても思えない。・・・その通りに無難に纏めた感があるな。

ただ、派手に出来ない部分が多いならばと、心の細かい動きに関して色々と時間をかけて表現している点では、褒めるべきか。ここにゲドがもうちょい関わってくれば良かったのだが、少年の導き手としてはいまいちだったな。ゲド自身もその昔、本作の主人公である少年、アレンと重なっている部分があるのだが、その部分は原作の1巻目にあり、それを全く省いてしまったのは頂けない。ジブリアニメは結構、説明不足な部分が毎回多いのだが、今回もその悪い部分があちこち出てきてしまっている。・・・それとも、まさか続編で1巻目の話を製作したりしないよな?

ゲド戦記で私が特に気になった点を上げると、あまりにも「スタンダード」過ぎた点だ。

あのファンタジー世界は私にとっては結構おなじみの世界、より詳しく言うと「ファンタジー物のネットRPGプレイヤー」にはいつも見ている世界というべきか。
原作がゲームの創世記に関わっている作品なのだからそうするのは当たり前といえばそうなのだが、この映画の絵画的な風景、空の雲の流れ、さらには街や草原で奏でられるBGMまでもが「いつも通り」な感じだ。前宣伝の番組で「テルーの歌」をえらく推していて、確かに視聴感は悪くは無いのだが、あの穏やかなBGMの中で歌っても、印象に全然残りませんでしたわ。龍もポスターやパンフレットでは象徴的に扱われていたので、少し期待していたのだが、それを描くシーンが少な過ぎた。そして「真名を知る」という部分は物語でも重要な意味を持っている様だったが、何か「へー」な感じで終わってしまった。
どこに重点を置くべきか、そこら辺をきっちり決めて描くのならば、さらに良い出来になったかもしれないが、それぞれの要素を等価にしか表現しなかった為に、起伏の感じ方が余計に少なくなってしまったのはマイナスだった。


とりあえず、吾朗監督が次の作品を作るときは、鈴木プロデューサーの宣伝に「良く」も「悪く」も負けないくらいの個性を出して欲しい(出させて欲しい)ですな。
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by narukami_x | 2006-08-21 02:01 | 映画
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