戦隊物は完成されたフォーマットが出来上がっているので、役者に関する部分以外は、単純に特撮が格好良い、格好良くない、もしくはどれだけ演出が「変」かにかかっている。それなら、敢えて感想文とか書く必要も無いか~・・・と思ったが、結局「仮面ライダー観るならついでに観てしまう」ので、注目する回だけでも書いてみる。とりあえずは第一話。
きた、きた、とうとう来やがりました! 悪い予感が猛烈に!!
まあ、大体一話目は慣れてない所為もあって、毎年そんな事を思う訳だが、マジレンジャーは特に感じますわ。
それというのも気に入らない要素がいくつか重ねっている所為もある。
一つに戦隊が家族という事。「救急戦隊ゴーゴーファイブ」とかもそうだったが、どうも私的には戦いを通した仲間意識と、問答無用な絶対絆の家族愛は相容れない。それと主人公が高校生で周りが大人。レッドが暴走がちなのはお約束だが、若さ故の暴走って当たり前で面白味無いんだよなあ。
その他にハリケンジャー並のおかしな攻撃と、やっぱり怪しい魔術結社風扮装と儀式・ギミック。この二つに関しては、今後の展開で改善・・・いや、いつも通りだと、さらにおかしくなっていくのが戦隊的展開かw
それにしても───
早い! 早過ぎる!
「魔法なんて」と言った数分後に180度方向転換する母親。さらに、前年のデカスワンで、ヒーローの限定設定のたがが外れてしまったのか、変身してトロルを撃滅するマジマザー。半ば強引で不条理な境遇にすぐさま順応する子供達。調子よく戦っていたら、最初から中堅クラスと思しき敵幹部登場で、開始早々全滅の危機・・・でレッド登場して逆転し、次回のロボ戦に続く。3,4回で進める話を1話で全部やる、アクセル全開ゼロヨンチャンプなスタートダッシュ展開。この勢いは後何回まで続くのか!?
・・・全然関係無いが、去年の怪人の呼び名「アリエナイザー」と今年のマジ?を連呼するネーミング、プリキュアのキュアブラックの口調とリンクしているのだが、何か良い事があるのだろうか?