特撮・アニメ・ゲーム等々、鳴神の趣味に染まったお絵描きブログ! 最近、爆裂的に消沈気味!!
by narukami_x
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某国──じゃなくて、「亡国のイージス」感想文


結構前に観て来た「亡国のイージス」の映画の感想を今頃UPですw
この映画に関しては原作を読んでみたくなったので、読み終わった後に書こうかと思ってたのだが、読むのに結構時間がかかりましたわ。いちいち映画のシーン思い出しながら読んでたからねえ。

一応、今年上映された福井晴敏原作映画の3本目って事で注目されていた映画なのだが、テレビCMや劇場の予告編映像を観た時思った事は───「地味」だった。
日本映画のCMって、大体がその映画の一番良いシーンを抜き出して流しているので、特にアクションが多い映画とかは、CM・予告編が面白くないなら、本編も面白くないと言って過言では無い。特に前の2本「ローレライ」「戦国自衛隊1549」が映像の出来は良いがストーリー的にいまいちだったので、全然期待せずに確認しに観に行った様な物でしたわ。
・・・結果は「良い意味」で裏切られました。

原作の時点でも言われてたが、イージス艦の内部で進むこの話は、映画「ダイ・ハード」等と同じの閉鎖空間が舞台である。ただ少し違う部分がある。超人的な行動力・攻撃力を持つ主人公と、それを補佐するベテラン───ではなく、艦の細かい構造全てを把握している先任伍長が、超人的だがかなり若い工作員の補佐を受けて、危なっかしくも占拠された自艦をどうにか取り戻そうと奮闘する話だ。
そもそも同僚である筈の士官が敵側に付いているので、全員倒すなんて分かり易い構図が伍長に取れる筈もなく、まさに「どうしよう?」な状態を無茶な行動で進んで行く。それに伴って最初は占拠する側と艦を破壊しようとする側に分かれていた物が、次第に敵味方共に混乱していく事で話が進む。それぞれの登場人物が明確な意志を持っている訳では無く、この事件によって「迷い」が生まれる。それこそがこの映画の主題とも言える。まあ矛盾の多い日本の自衛隊の「専守防衛」を題材に取り扱っているからねえ。正邪混沌とした部分で結構楽しめました。

うーむ・・・それで何故私が原作が読みたくなったかと言うと、「ローレライ」や「戦国自衛隊1549」にも同様に感じた『省略されている』部分がある様に思えたからだ。実際、福井原作はどれも内容が厚過ぎる。小説である事をフルに生かして、心理描写や回想シーンがかなり盛り込まれており、全て計算ずくで書かれているので、単純に省略すると意味が変わってしまうのだ。それを映画では映像とセリフのみで表現するしかないので、背景描写に関してはかなり説明不足になっている。それに題材も時期的に微妙なので、敵であるテロリストも「亡国」ならぬ『某国の工作員』になってたり等々、どのシーンがカットされ、そしてどこを擦り合わせに設定を変えたのか確認してみたくなった訳ですわ。

・・・変えたというよりも、設定説明を短い描写シーン以外は、全面カットしちゃってますよw

特に敵味方の工作員二人が水中で縺れて、くんずほぐれずしあうシーンとか、「おい、あの二人、こんな所で何やっちゃってるんだよ!?」とか思うほど説明不足です。まあ、逆にそれくらい思い切りカットしたからこそ、視聴者自身に内容を想像させる事になり、下手な心理描写を描くよりも良い効果を得たかな。
ちなみにラストは「ローレライ」と同じく完全に差し替えてます。両原作とも結構長めにエピローグを書いているのだが、それまでの流れで十分過ぎる程、作者からのメッセージを受け取っているので、ちと無駄に長い感がある。一方、映画は印象的なセリフやカットが入るだけとシンプルだが、そちらの方が巧く纏まっていて好きですわ。

それにしてもCMはもうちょい上手く編集出来なかったのかな。多分にネタバレ的な要素があるので、敢えてその部分を避けた結果がああなった気がしないでもない。純粋に原作を楽しみたい人は映画を観る前に原作を読んで下さい。映画の方をより楽しみたい人は原作は後で読んで、違いを確認して見る事をお勧め!──と、アドバイスしておくかw
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by narukami_x | 2005-09-03 01:56 | 映画
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